ライフスタイルの多様な選択
カップルの3形態
法律婚とサムボの法的違い
法律婚とパートナーシップ
登録との違い
パートナー関係の変化と
男性問題
性に対する規範
父親の養育責任
老親との関係
家族の絆
■法律婚とパートナーシップ

 パートナシップ登録をしたカップルの法的な扱いは、次の3点を除き、法律婚カップルと同じです。

 第1に、法律婚の挙式の方法には教会婚と市民婚の2種類があります。パートナーシップの場合には市民登録儀式があるだけです。
 スウェーデン教会は、今なおホモセクシュアルに否定的な態度を取っています。

 第2に、パートナーシップ登録をした人は、養子縁組をしたり、里親になることはできません。

 第3に、ホモセクシュアル・カップルは病院で人工授精を受けることができません。1978年の人工授精法では、これができるのは法律婚および男女のサムボカップルとされています。

 パートナーシップは法律婚と法的に区別されていますが、パートナーシップ登録したカップルたちは、自分たちの関係を結婚とみなしています。
 現在でも、ホモセクシュアルに抵抗感や嫌悪感さらには差別意識を抱く人も少なくありません。世間の非難をおそれ、自分のセクシュアリティを隠している人もいます。
 しかしパートナー・シップ法が制定され、自分たちの愛情関係をパートナー・シップ登録で、オープンにするカップルが増えています。

ミニ情報
養子縁組
人工授精と代理母
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