埋葬の歴史と統計
ミンネスルンドの概要
ミンネスルンドの埋葬方法と
その選択
墓地の費用
墓石の形態
埋葬権と管理義務
ミンネスルンドの連帯・
 共同の哲学

■墓地の費用

 選択される理由には、墓の管理義務から解放され、経費も全くかからないことがあげられます。


▼ストックホルム市墓地管理事務所 
 職員 リーフ・グスタフソンさん(男性35歳)
「スウェーデンでは、大部分の埋葬場は国有であり、行政機関によって管理・運営されています。
現在、ストックホルム市とトラーノス市の埋葬場はコミューンが管轄し、それ以外の地域ではスウェーデン国教会が管轄しています。
スウェーデンの国教はプロテスタント・ルター派です。現在でも、スウェーデンの人口の92%はスウェーデン国教会に属しています。
 なお、2000年には政教分離が実施されることが決まっていて、埋葬場はすべてコミューンで管理され、墓地税が別枠で、全ての住民に課せられるようになります。
 現在、スウェーデン国教会が管轄している地域では、埋葬場の費用は教会税から賄われています。教会に属さない人からも、費用を負担するために教会税の25%に当たる額が徴収されています。
 そのかわりに、この地域の住民は、どの様な墓地形態を選ぼうと無料です。
 一方、埋葬場をコミューンが管轄しているこのストックホルム市などの住民は、埋葬権を得るために、お金を払わなければなりません。
 墓の埋葬権は、通常25年間あり、その後も更新が簡単にできます。
 ミンネスルンドでは埋葬権はなく、ミンネスルンドへの埋葬は無料です。」

・スウェーデンの行政単位
・スウェーデン国教会

・ミニ情報--新タイプの墓地の登場