新タイプの墓地:ヴィロークッレン(やすらぎの丘)の登場

新しいタイプの埋葬地として、リイデインゴー市の住民カール・アクセル・カールバリ氏により1990年にヴィロークッレン(vilokullen=やすらぎの丘)が発案された。スウェーデン語で、viloとは「安息」「やすらぎ」、kullenは「丘」を意味する。
 ミンネスルンドでは、埋葬される芝部の面積があまりに広いため、親密さに欠けると感じる人が少なくなかった。そこで、従来のミンネスルンドを10区域に分けたヴィロークッレンが考案された。
 ヴィロークッレンでは、ミンネスルンドと同じように、墓地管理事務所によって管理され、遺灰は地面に埋葬される。埋葬は遺族の立ち合いなしに行われる。ミンネスルンドとの違いは、埋葬される区域がずっと小さく、親戚や友人は故人がどの区域に埋葬されているかを知ることができる。自分の家族が埋葬されている同じ区域に、その人の遺族が数世代にわたって埋葬されることも可能である。訪問者は切り花(鉢植えの花や花輪は禁止)を、ヴィロークッレンを取り巻く壁の指定された場所に置くことができる。
 カールバリ氏は教会委員会にリイデインゴー墓地にヴィロークッレン設置を申請し、1994年、このプロジェクトの推進がけていされた。
 ベンクト・ヴィーバリ氏がデザインし、1996年10月に完成した。

■関連項目  墓地の費用