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■埋葬権と管理義務
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好まれる最大の理由は、墓の管理の義務を負う必要がないからです。ミンネスルンドの墓地では、墓地管理事務所が管理の全責任を負っています。
その他の形態の墓地では、埋葬権をもっている人に、墓の管理の責任が課せられています。墓石の周りの雑草を取り、花を植え、きれいに手入れしておく必要があります。
墓を自分で管理できない場合、墓地管理事務所に料金を支払ってその管理を頼まなければなりません。
1・2年、その料金も払わずに、墓を放置している時には、墓石の所に「墓地管理事務所に連絡するように」と書かれた立て札がたてられ、新聞にも墓の番号を書いた広告が出されます。
それでも墓が放置されたままになっている場合、埋葬権は契約の25年に満たなくても自動的に消滅し、墓石は撤去されます。
▼ヨーテボリの管理事務所の職員
ホーカン・ユングフォーシュさん (男性50歳)
「墓石が撤去され、歯抜けのようになった墓地を見て、ミンネスルンドを選ぶ人もいます。ミンネスルンドでは、自分の死後、墓がどうなるのか心配する必要がないからです。天涯孤独の人や、近くに親族がいない人だけでなく、『子どもや孫にお墓の管理の負担をかけたくない』という思いから、ミンネスルンドを選んでいます。」
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