◆解説11:サービス・介護つき住宅の入居者

 サービス・介護つき住宅に住んでいる人は、1996年12月の時点で約133,000人である(ノルシューピング市を除く)。入居者の変化をみると1993年は129,400人であるが、1995年にはそれより6,500人増加。1996年は前年度より約2,400人減少。しかしながら1996年はノルシューピング市が含まれていないため、実際には1,000人程の減少と推測される。
 年齢別にみると80歳以上の入居者数は約94,500人。人口に占める入居者率を年齢別にみると80歳から89歳は18.6%、90歳以上になると48.1%に及んでいる。

表1  サービス・介護つき住宅の年齢別入居者数・入居率
資料:Socialstyrelsen,1997, Statistik Socialtjanst

■関連項目 エーデル改革とケアつき住宅


◆解説12:カスターニェバッケンのサービスハウス

 カスターニェバッケンのサービスハウス(Kastanjebackens servicehus)は、1991年に老人ホームを立て替えてできた。ここは、@痴呆性老人のためのグループホーム、A年金者のサービスハウスが併設されている。
 このカスターニェバッケンでは、身体が悪くなっても他に移らずに、死ぬまでのケアを提供することを目標としている。最近、入居者が高齢化してきており、この目標を達成するために、サービスハウスを新しいタイプのモダン老人ホーム(moderna 畦derdomshem)に改築する予定。
 モダン老人ホームでは、個室にトイレ・シャワー・ミニキッチンがつき、広さは従来の老人ホームの2倍以上ある。このモダン老人ホームは近年増え、以前の「貧困」「隔離」といった老人ホームのマイナスのイメージは払拭されてきている。




■関連項目 エーデル改革とケアつき住宅