2002年12月6日(金)
12月度料理教室

ワイン教室

(1)日 時:12月6日(金曜日)午後6時〜
(2)場 所:喫茶「ゆいまーる」(郡津3丁目26;上田建築工務店の向)
(3)講 師:伊藤彰雄さん(倉山西町;ワイン・アドバイザー)
(4)ワイン教室
   
 ・ 安価で価値あるワインとこれに合う料理の紹介
 ・ またキャビア・カナッペも1口試食。
 ・ 各自ワイングラス1ケを持参。
   
(5)会 費:2000円
(6)ご紹介者の小野さん(二宮西町)から高級ワインとソムリエナイフを
       寄贈して頂きました。

 

伊藤さんからクリスマスを前に、美味しいワインをどう選ぶか、またどうワインを楽しむか、そして料理はどんなのが合うか、と教えて頂きました。

そして安くても美味しいワインがありますよと、手ごろなテーブルワインを紹介していただきました。お陰ですっかりワインに酔って会話が弾む教室でした。


「ワインのお話」 (伊藤彰雄さんのレジメを要約:樋口)


(1)ワインの分類

名 称
特 徴
具 体 例
スティルワイン
非発泡性ワイン
炭酸ガスを含まないワイン

赤・白・ロゼワイン

スパークリングワイン
発泡性ワイン
炭酸ガスがふくまれるワイン

シャンパン、ウ゛ァン・ムスーゼクトカバ、スブマンテ

フォーテイファイドワイン
酒精強化ワイン
ステイルワインにブランデーなどを加えて アコール度を高めたワイン

シェリー、マディラポート

フレイヴァードワイン
アロマタイズドワイン
ステイルワインに果汁、薬草、香辛料 などを加えたワイン
ヴェルモット、サングリア、 その他

フルーツワイン
ぶどう以外の果実でつくった 醸造酒
シールド(りんご)、 梅ワイン


(2)ワインのつくり方(省略)  ○ 赤ワイン  ○ 白ワイン  ○ ロゼワイン

(3)世界の主なワイン生産国(1998年データ)

順 位
国 名
750mlに換算
1
ルクセンブルク
86本
2
フランス
78本
3
イタリア
74本
4
ポルトガル
67本
5
スイス
55本
* 以下、アルゼンチン、スペイン、ギリシャと続きます。
* 日本は28番目で3本強。


(3)ワインののみ頃(温度と冷やし方)

 ○ 白ワインは冷やす
 ○ 赤ワインは冷やさない
 ○ 赤ワインでも軽めのタイプのものは少し冷やす
 ○ 発泡酒はかなり冷やす
(ワインのタイプ別飲用適温度は省略)


(4)ワインを冷やした時の温度変化(省略)

 ○ 白ワイン
 ○ 赤ワイン


(5)ワイングラスの分類(省略)


(6)コルクスクリューの種類(ワインの栓抜き;省略)


(7)ワインの保存法(特に高級ワインを長期保存する場合)

一般的に振動の少ない、風通しよい日陰の場所が良いと言われます。
 ○ 温度・・・15〜17℃が理想的。温度変化が少ない場所で保存。
 ○ 湿度・・・70〜75%前後の状態で保存。
 ○ 光・・・・日光や蛍光燈の光が届かない場所で保存。
 ○ 臭い・・・他の物質の臭いを吸収しやすいので、臭いを出すものと一緒の保存は避ける
* デイリーワインの保存について・・・冷蔵庫、紙で包む、1ケ月以内等。


(8)残ったワインの保存法

 ○ ワインの量に見合う小さな瓶に移し替える。
 ○ バキュウバンというワイン保存用の空気抜き器を使用する。
  (発泡性ワインは専用のストッパーで栓をする。)
 ○ サラダ用のドレッシングや肉料理のソースに利用する。


(9)ワインと健康

ワインはアルカリ性食品のアルコール飲料です。ワインは食生活の楽しさ、幅ほ広げてくれる
お酒です。適量は百薬の長ですが、やはり飲み過ぎは禁物です。
   
[赤ワインの効能]
 ・ポリフェノール(フエノール化合物)
   動脈硬化、心疾患の予防効果
 ・リスベラトール
   抗菌作用、アルツハイマー予防
   
[白ワインの効能]
 ・酒石酸、リンゴ酸、クェン酸
   食欲増進効果、町内細菌群のバランス、 大腸菌、サルモレナ菌に対する抗菌力


(10)ワインと料理

[組み合わせの留意点]
 ・軽い料理に軽いワイン
 ・重い料理に重いワイン
 ・ワインを使った料理にはそれと同じか、同系の格上ワイン
 ・地方料理にはその地方のワイン
 ・格の高い料理には格の高いワイン
 ・不適切な例
 ・魚介類や甲殻類に偉大な赤は不適
 ・赤み肉、野獣肉に偉大な白は不適
 ・デザート類に極辛口、辛口ワインは不適
 ・スープ類、非常に刺激性、油性のむ強い料理やソース、非常にすっぱい物、 非常に甘い物、
    チョコレートやクリーム系のデザート類、バナナ等のフルーツ類に 高級ワインは不適
 
[複数のワインを供する場合の順序]
 ・白ワインから赤ワインへ
 ・辛口ワインから甘口ワインへ
 ・軽口ワインから重口ワインへ
 ・若いワインから古いワインへ
 ・並質ワインから上質ワインへ
 ・貴腐ワイン等の甘口は、通常、赤ワインの後が適す


(11)ワインと料理の色

 ○ 一般的な組み合わせ例(省略)


(12)ワインに合う料理

 [ミュスカデ ]
  白身の魚(刺し身、焼き物、薄味の煮物)、貝類(カキ、アサリ)、
  海老、天婦羅、スモークサモン
   
 [ボージョレー]
  脂身の少ない肉料理、魚介類、ネギトロ、鶏肉のクセリル、
  鶏ささみのチーズフライ、鯖の塩焼き、ぶり煮付け、 
  しゅーまい、ペッパーステーキ
   
 [スパーリングワイン(ブーケドール)]
  前菜、生ハム、サラダ、サーモンのマリネ、キャビア、
  白かびタイプのチーズ他何でも合う


(12)フランス・ワインの産地地図(省略)


たくさんの表、絵、地図などを省略しておりますので、原文をご希望の方は樋口まで 申し込んで下さい。

 (完) 樋口